【また買っちゃった】残り1点の購入心理を考えた

日記

通販サイトでお気に入りに入れたもの、ふと検索して目にしたもの。

これが「残り1点」の表示になっていた時に「つい」購入してしまうことありませんか?

そしてそれは、「欲しかった」ものですか?

私の場合、時々月単位、年単位で購入履歴を眺めるのですが「なんで買ったんだろう?」

そう思うものが多く感じます。そう感じている今でも、「残り1点」

このワードを目にすると買ってしまいます。

たまたま目に留まったヤフーニュース

なんで買っちゃうんだろうな〜。と思っている中

なぜ人は「残り1点」「在庫わずか」に弱いのか?「今しか買えない」希少性のアピールの仕方(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース
人は「残り1点」とか「在庫わずか」という表示を目にすると、「今、買わないと売り切れてしまう!」といった焦る心理が生じるものです。コンサルタントの酒井とし夫氏が著書『もっと成果を出すための売れる営業

このニュースが目に留まりました。

自分以外にも同じ悩みがあるのだという安心感と、この感覚が言語化されていることで興味を持ちました。

ニュースでは1つに、ナンバーワンに対する人間の捉え方と、その効果について解説されていました。

確かに「何かを求めている時」はランキング1位の情報に縋ってしまったり、威厳を感じたりします。

でも「残り1点」をつい買ってしまう。ここの落とし込みには、「まだ何か足りない」そう感じていました。

「失うかもしれない」

私の中のわだかまりを解く解説が、もう一つの章で解説されていました。

ものの「希少性」を強調することで、「購入意欲」を刺激するというものです。

もう少し具体的にすると

この購入機会を逃すとそれを「失う」かもしれないという「焦り」の心理状況

これが、有利に働いてしまうというのです。

人々は損失を回避する傾向にある

まだ手にも入れていないものに対して、「失う」という言葉に違和感を感じる方もいるかもしれません。

しかしこの失うについて、私自身の思い当たる節が以下の2つです。

思い描いてしまった理想の消失

洋服やアクセサリーなどを眺めている時、買った後の自分をイメージすることがあります。

「この服買ったら、今度の飲み会、友達との買い物の時に映えそう!」

「このネックレス買ったら、今ハマっているアーティストの雰囲気に近づくなー!」

在庫があるときは、この一時的な感情に対して、お気に入り登録で「保留」することができます。

しかし、残り1点だとその理想の自分が実現できる(かもしれない)未来を「失ってしまう」

これが強調されてしまい、在庫があるときはしっかり検討する手順を飛び越えて、買ってしまいます。

これは、イメージした情景が具体的であればあるほど、衝動が大きくなってしまう気がします。

チャンスの消失

もう1つは、ブックマークに入れたものが「残り1点」になった時です。

この時点では先に挙げた理想に対しての思入れはありません。

しかし、その商品を目にしてから残り1点に至るまでの間「いつでも買えていた」はずのチャンスを完売によって失うことになります。

冷静に考えるとその間まで、ずっと「保留」になっていたものなので、そこまで欲しいものではないはずです。

ですが「買い逃す / そのチャンスを逃す」をなぜか損失に似た心理状況が優位に働き、なんか買っていた。

そんなことになっていることもあります。

他に影響のある心理状況はあるのか?

損失の回避に対する心理状況の影響を皮切りに、他にどんな損失がありそうか興味を持ちました。

そこで、最近断捨離に密かにハマっているこの状況を利用し、他にどんな時に買いたくなるのか?

そこを意識して1週間の間、生活してみるといくつか、思わず買ってしまいそうな状況がありました。

「もうどこでも購入できないかもしれない」

チャンスの消失に似ているのですが

「今抱えている借金を返済したら買おう」「分割払いの支払いが落ち着いたら買おう」

このくらいの気持ちで、ほぼ買う方向で自分の中では決まっているが、状況によってちょっと保留にしている場合。

この時に「残り1点」ですと、今買わないと「もうどこでも購入出来ないのでは?」という焦りが生まれました。

今回「どんな時に買いたくなるのか?」が意識できていなければ、そのまま購入まで進んでしまっていました。

「人より優位に立ちたい」

もう一つありました。これは「見栄」や「競争心」が関わっているような感覚です。

学校や会社の同僚、趣味友達など、小さなコミュニティーの活動の中でそれは発揮されそうでした。

例えば私の場合、すごく恥ずかしい話ではあるのですが、友人がプレミアの評価が付いた商品(カードやスニーカー)を自慢してきた時です。

この時に「私もなんか話題を出したい!」こんな気持ちになります。

この状態の時に、ちょっと気になっていたプレミア価格の商品が、2次流通市場で売り出されていたりすると、謎の競争心から買ってしまいそうになります。

2次流通では、タイミングを逃すと「もうその価格帯では買えなくなる」などもあるので、「残り1点」と似た状況になります。

競争心が刺激されることで、そのリスクが強調されて買い急ぎそうになりました。

まずは一息

今回色々振り返ってみて「残り1点」は、抑制心を簡単に崩壊させてしまう「魔法の表現方法」であることが実感できました。

実際に意識して行動してみると、自分の置かれている状況などによって、それはかなり威力を発揮することを感じました。

ソファでのスマホのダラ見、友人とのカフェや電車移動の時間などが、私の場合は結構危なかったです。

ソファから立ち上がる、ちょっとミニマリストの本やインスタの投稿を眺める、クレジットカードの利用画面を眺める

こんな感じで、一息をつく工夫を取り入れないと「残り1点」の商品を思わず買ってしまうの沼にハマってしまいそうです。

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