今回、私が「親知らず」の抜歯での経験を費用の面にフォーカスを当ててまとめました。
「埋まっている親知らずの抜歯を勧められた」
「入院が必要と言われたんだけど、費用はどれくらいかかるの」
「任意保険には入っているのだけれども、使ったことがない」
そんな費用の悩みを抱えた状態で、抜歯の治療が必要な方向けに自身の体験をまとめてみました。
今回私が経験したケース
今回のケースは、下顎の親知らず2本と上顎の親知らず1本の抜歯でした。
抜歯するまでに至った経緯
抜歯をする経緯につきまして簡単に説明しますと、親知らずの周囲で炎症が起きてしまったからです。
炎症してしまうと、とても痛く苦しいものでした。その痛みは、違和感とともに突然やってきます。
私は、東京旅行中に奥歯のあたりがポコっと腫れていることに気がつきました。その為、遊んでる最中も違和感からの不安で、めいいっぱい楽しむことができません。
その日の夜、腫れていた部分が突然痛み出し、アゴもシコリのようなものができてしまいました。
痛み出した部分は、寝ていても、痛みで目が覚めてしまうほどの痛みでした。
これが今回、親知らずを抜くまでに至った経緯となります。
親知らずの状況
私が炎症を起こした親知らずは、下顎に表面には見えない状態で、親知らずが生えるという状態でした。
受けた手術
その為、受けることになった手術は「下顎完全埋伏智歯(骨性)」又は、「下顎水平埋伏智歯」の抜歯手術です。読み方は、「かがくりょうそくまいふくちし」と「かがくすいへいまいふくちし」です。
今回、炎症を起こしたのは左下の親知らずでしたが、右下の親知らずも同じような状態で生えていたのと、左上に少し顔を出している親知らずが生えていた為、合わせて抜くこととしました。
上顎の親知らずにつきましては、普通の抜歯手術でした。
下顎の手術が、特に大変なものであった為、手術は「全身麻酔」により意識がない状態で行いました。
また、術後にサポートが必要であった為2泊3日の入院が必要となりました。
手術内容についてまとめると
・下顎2本は、「下顎完全埋伏智歯(骨性)」手術
・上顎1本は、普通の抜歯手術
・全身麻酔を使用
・手術後2泊3日の入院
という内容になります。
実際に手術でかかった費用と内訳
ここからは、費用の話に移ります。
費用としましては、手術前の診療で約1万円と、手術と術後の入院に約6万円の費用がかかりました。
ここは、親知らずの状態や病院によっても少し異なるとは思いますが、これくらいお金がかかります。
まず、手術前ですが親知らずの位置の確認で
・レントゲン写真
・MRI
を撮りました。
また、体調の確認で
・採血による血液検査
・心電図
での健康診断のような確認を受けました。
ここで、約1万円
手術と術後につきましては、
・手術費用
・着替え
・各宿泊日の3食分の食事
・点滴
・入院中の痛み止めの薬
・退院後に処方される薬
を含めて、約6万円ほどかかりました。
加入していた保険による給付の内容
ここで、術後の6万円に私は任意保険を適用し、支払いに充てようと考えていたのですが、全額支払いとはなりませんでした。
支払いの対象外となってしまったのは、「手術費用」の部分になります。
任意保険では、基本的に「健康保険」が適用される手術につきましては、「手術費用」が給付されるようなのですが、「親知らずの抜歯」につきましては、特約にて「対象外」とされていることを保険会社の方から説明を受けました。
その為、今回「手術費用」については、給付金を受け取ることができませんでした。
しかしながら、「入院費」については、手術内容に関係なく受け取ることができた為、
「入院費」の部分で、給付金を受け取ることができました。
入院費は、1日5000円で10日以内の入院であった為、10日分受け取ることができました。
5000円/日 × 10日 = 50,000
よって、今回50,000円分の給付金を受け取ることができました。
私自身、任意保険の給付金をあまり使った経験がないのですが、保険会社によって、受け取れる場合と受け取れない場合が分かれるようです。
その為、給付金を支払いに充てようと考えている場合は、保険に入っているからと確認を後回しにせずに、事前に確認をしておいた方が良いです。
確認をする際は、担当するお医者さんに手術の内容を振り分ける「手術コード」(Kコード)を教えてもらいましょう。
手術をする際に、受けるかどうか聞かれますのでもしお金の問題で迷っている場合には、
「保険が適用されるか確認をしたいので、「手術コード」を教えてもらえますか?」
と、一言相談すると良いと思います。
保険会社に確認する際は、
・証券番号
・手術コード
この2点を用意しておけば、担当者でなくてもフリーダイヤルで確認することが可能です。
手術後の入院は、それだけでお金がかかってしまいます。
ですのでもし、今回の私のように先送りも可能な手術であった場合は、すぐには決めずに、一度「証券番号」と「手術コード」を用意しした上で、一度加入している保険会社への確認をとってから、お金の心配を無くした状態で手術に臨むことをお勧めします。