親知らずの抜歯後の痛みって、術後が痛いっていうけど耐えれれないものなの?
実際経験してみないとわからないものですが、術後どのような経過をたどるかまとめてみました。
これから、抜歯の日程を決める方は、遊びの予定の組む際の参考にしてみてください。
そもそもなぜ「親知らず」は生えるのか
親知らずは、前方の前歯から数えて8番目の最後の位置に生える歯です。
生える時期が、10代後半から20代にかけて生える為「親に知られずに生える歯」で「親知らず」という名前がついているという説もあります。
親知らずが生えるのには、昔の人の食生活に関係があるようです。
現代では、火を使って食べ物を煮たり、蒸したりなどして、柔らかくしてから食べるのが当たり前です。
ですが、昔の人たちは、硬い木の実のような食物や、焼いただけなどの食事であったため現代よりも、より強く噛む為に奥の歯が必要だったようです。
ですが、徐々にその必要もなくなり顎も小さくなってしまった為、親知らずの生えるスペースがなくなりました。
その結果今では、斜めにや真横に生えてしまい、「歯並びを悪くしてしまう」、「炎症を起こしてしまう」などといったトラブルの原因になってしまっています。
親知らずの痛みはどれほどの間続くのか
親知らずの痛みは、抜歯後3日目までがピークの痛みです。さらに、抜歯後から4日間は痛み止めなしでは生活できないです。
痛みとしては、口を開けるときに痛いとか、ご飯を食べるときに痛いとかのレベルではありません。
常に、抜歯した後の周囲から頭に響くほどの痛みが続きます。
痛み止めが効くまでは寝られないですし、ひどい場合ですと寝ていても痛み止めが切れた際は、目が覚めてしまう程です。
その為手術日は必ず、手術の日も含めて4日間は学校や、バイト、仕事などは休める状態にできる場合にのみ設定することをお勧めします。
親知らずは、手術日が自分で決められるので、その辺は自分のことを一番に考えて日時を設定しましょう。
私の場合は、中々休みを取れる状況でもありませんでしたので、ゴールデンウィーク前に手術を受けて、連休を休養に当てて対応しました。
痛み以外に辛いこと
痛み以外に辛いことがもう一つあります。
「発熱」です。
私の場合、平熱は36度7分ほどなのですが、38度前後の熱が5日ほど続きました。
風邪とは異なる為、関節痛のような症状は出ないのですが、怠さはそれなりにあります。
痛みと共に出る症状なので、集中して行う作業などは難しいです。
その為、テレビなどの流し見、音楽やラジオを聴くなどといった考えないで済むことで気を紛らわして過ごすような状態になります。
痛みの経過
痛みは、術後から出てきます。
手術の麻酔が切れてから、どんどん痛くなります。
初日か、2日目までは、起き上がっているのも辛い状態なので、安静して過ごせる環境を事前に準備しておくと良いと思います。
3日目から4,5日目までは、徐々に辛い状況は和らいでいきますがそれでも、痛みは続きます。
なので、この辺りの時期はまだ、十分に外出はできません。
術後1週間ほどで、やっと痛み止めなしでも生活ができるようになります。
だいたいこの辺りで、傷口の抜糸も行います。
出かける予定や運動などの予定を入れるのであれば、この時期以降に入れることをお勧めします。
顔の腫れ
顔の腫れは、術後3日目がピークです。
術後そんなに腫れているように見えますが、2日目、3日目と顔の印象が変わるほどにどんどん腫れて行きます。
私の場合は、左右対称に腫れなかったこともあり、ジャガイモのような顔の輪郭になってしまいました。
「本当に元に戻るのかな?」と思うほど腫れますが、ちゃんと元に戻りますので、腫れている期間は人と会うときは大きめのマスクをするなどして、過ごしましょう。
こちらの腫れも、術後1週間かかるかどうかくらいのうちに、戻ります。
抜歯後の過ごし方
1.お風呂
手術後に、痛みがある状態でお風呂に入ってしまうと、血の流れが良くなってしまい痛みがひどくなるおそれがあります。
その為、シャワーなどで軽く流す程度にすると良いです。
2.うがい
うがいは親知らずを抜いた後の穴に、修復する為に溜まった血が流れ出ないように軽くゆすぐくらいに留めておいた方が良いです。
私は、食前と食後に軽くゆすぐようにして、口内の違和感をのぞく程度にしました。
3.歯磨き
歯磨きは、抜いた歯の周囲は軽くに留めておきました。
前の方の歯などは、普通に磨いても問題なく過ごせました。
術後、4日目ぐらいからは普通に磨いてましたので、それまではうがいで軽く洗い流すことを意識すると良いと思います。
親知らずの抜歯は、手術後に痛みや、発熱、顔の腫れなど時間が経たないと、どうしようにも改善されない症状が出ます。
遊びや、運動、飲み会など1週間ほどは控える必要がある為、その辺も考慮して日程を決定しましょう。
親知らずの痛みは、「治るのかな?」と心配するほど強い痛みが出ますし、長く感じます。
ですが、翌週には何事もなかったように、痛みは必ず良くなります。
なので、とにかく1週間は、なんとか紛らわして乗り切りましょう。