入居したての頃、あれだけ広かったはずの部屋、年月を重ねることに窮屈に感じませんか?
一度部屋を見渡してみてください。
テーマパークで買ったお土産、ショッピングモールで集めたガチャガチャ、フリマサイトで収集したフィギュア。
それは、今も手にした頃と同じ輝きを放っていますか?
「ただそこにあるだけ」のものに変わってしまってはいないでしょうか?
コレクションの再評価
「ただそこにあるだけ」が当てはまるようでしたら、そのおもちゃやフィギュアの再評価してみると良いです。
一度片付けるつもりで押し入れや棚から1つ1つ取り出してみる。
自分がそのおもちゃやフィギュアを初めて手にした時、どんな価値観に囚われていて、何に熱中していたのか。
その観点で、過去に集めたコレクションを客観的に見直すと、私には次の2つの傾向があることがわかりました。
懐かしさ補正での収集
1つに懐かしさ補正で、少年時代の熱が再来してしまったパターンです。
2002年日韓ワールドカップで、日本中?の人達が歓喜に沸いていた頃。
ど田舎に住んでいた私も同じように中継に夢中でした。
そんな時期に、たまたま家族で出向いた東京旅行で、イタリア代表のトッティのトレーディングフィギュア(コリンシアン)を買いました。
欲を言えばデルピエロが欲しいところですが、それでも実在する選手に酷似したそのフィギュアを手に入れたことに感動しました。
それから数年経って、大学生となって自由に遊べるようになった時。
たまたま目にしたパルマの中田英寿のフィギュアから、その熱が戻ってきて集めるようになりました。
オークションやリサイクルショップで新たに懐かしい選手を購入、開封、陳列。
この作業の度に、当時の思い出にも浸れる感覚から、集めてしまっていました。
刺激中毒による収集
もう1つにハマってしまってしまったのが、刺激です。
これはそれまで全然ハマらなかった、ガチャガチャや1番くじの「何が当たるかわからない」の体験に対するものです。
これは社会人になってから、残業で遅くなった帰りにセブンイレブンで見つけた「ハンター x ハンター」の1番くじがきっかけでした。
当時仕事に疲れ切っている中で、週末の朝に放送されていたそのアニメに結構ハマっていました。
そして、そのキャラクターのフィギュアがたまたま、何気なしにやった1番くじで買えてしまったことで、フィギュア収集にのめり込みました。
大型ホビーショップなどに出向くようになってからは、ガチャガチャにも触れる機会も多くなり、すごく欲しいものでなくても収集するようになりました。
特にガチャガチャはマシンを選ぶ楽しみと、カプセルを開ける時の高揚感で待ち合わせなどのちょっとした合間に回してしまうような感じでした。
収集したものを持っていることに疲れてきた
書いていても結構疲れてくるのですが、この中毒性あるおもちゃの収集が、いつからかなんか疲れるようになってきました。
特に何の思いもなしに、その瞬間の高揚感に駆られて入手したものは、よりその感覚が強くなりました。
コレクションに夢中なっている間は全く気にしなかったですし、むしろ新たに手にする度に満足感すら感じていたおもちゃたち。
飾りも使いもしないのに「これらどうしようかな」と意識の中で残ってしまうことが、いつしかストレスになっていたのです。
フリマサイトで売れれば最高
そうなってくると、もう一刻も早く自分の空間から排除したくなります。
こんな状況だと、旬なキャラクターのフィギュアやガチャガチャのアイテムは、フリマサイトに出してしまうと良いです。
タイミングによっては、入手した同等の額で引き取ってもらえる可能性があります。
逆にそれくらいの価値がなければ、フリマサイトであっても最近は売れなくなってきています。
入手した時と売る時で2回高揚感を味わうことができるので、すごく良い体験ができます。
売れ残ってしまったおもちゃたちは?
問題はフリマサイトで見向きもされないものたちです。
値段を下げれば「いいね」や「お気に入り」は結構つくのですが、購入してもらうまでにはなかなか至りません。
その間保管、売れるかもわからない梱包、コメントの返信をしながら「問題の解決」を先送りにしなくてはなりません。
それでいて実際売れても、手数料と送料、払い込み料金でほとんど手元にはお金が残らない。
ストレスの原因を先送りにした状態で生活をし、解消されても数十円の売り上げ。
結構これはしんどいです。
最初は楽しかったはずのフリマサイトも「もう引き取ってもらいたい」という感情にすらなってきます。
ホビーコレクトを体験
では、そんな開封したり使ったりしたおもちゃに「捨てる」以外にどの処分や買取などの選択肢はあるのでしょうか?
今回はGoogle検索で見つけた、おもちゃの専門買取をしてくれるとのことで「ホビーコレクト」に頼んでみることにしました。
依頼したおもちゃたちは、次の3種類です。
どれも5年以上前に入手した、色褪せや箱・袋なしのフリマサイトで言うところの「悪い」の状態になります。
仮面ライダー一番くじのフィギュア

サッカー選手のフィギュア

ガチャガチャで集めたおもちゃ

10日で手放し(自宅完結型)
このおもちゃ達。当時の私の気分を高めていたのですが、今は残念ながらそうではなくなりました。
そのため、次のような流れで手放すことになりました。
買取申し込み
依頼はネットで簡潔に申し込みができます。
サイトにアクセスしたら、「宅配買取」を選択。梱包済みではないため無料キットの依頼をします。

梱包に使用する段ボールのサイズは大・中・小3サイズから選択が可能です。

身分証の登録(任意)
今回梅雨入りしていたこともあって、買取のために家から出たくありませんでした。
私の家にはプリンターがないため、買取の際の身分証の提示にはコンビニのコピー機が度々必要になります。
ただ、今回はコピーの送信以外に「会員登録 > 身分証をアップロード」の選択肢がありました。
コピー機がない。家から出るのがめんどくさい。
そんな私のような方は、会員登録して身分証をアップロードすることをお勧めします。


梱包材の受け取り
依頼が終わって3日ほどすると自宅に、郵便局から、段ボール、緩衝材、発送時の着払い伝票がセットで送られてきます。
この間に送るものを軽くまとめたり、ガムテープなどを用意しておくとスムーズです。

集荷依頼で発送
梱包材が届いたら、送りたいおもちゃをプチプチに包んで、段ボールに詰めます。
詰め終わったら、買取依頼書へ査定結果の連絡方法、連絡先、段ボールの数、振込先を記入します。
身分証はすでにWebでアップロード済みのため、それをチェックして同封するだけで、準備完了です。

梱包材を受けとるタイミングによっては、当日の集荷受付を済ませておくことで、その日のうちに発送作業までを終わらせることができます。
査定結果を待つ
査定結果は郵便局の配達完了連絡を受けてから、3日ほどで同封した買取依頼書の内容で連絡を受けました。
今回は電話での連絡を希望していました。
メールなどですと見逃すことがあるのと、迷いが生じてしまうこともあり、この方法を取りました。
結果は…
「580円」まぁ、自宅から出ないで入金まで完了なので、こんなもんでしょうか(笑)
電話応対の方もとても親切で、明細などの質問にもちゃんと答えてくれます。
入金
電話での承認が終わったら、その翌日に入金が確認できました。
翌営業日みたいなので、土日挟む場合は翌週になりそうです。
お願いしてから10日間。稼働したのは会員登録と梱包の30分ほどでした。
実際終えてみて買取金額以上に、押し入れに空きができたことへの達成感が大きかったです。
最後に
使わなくなったおもちゃは特に意識することがなければ、ゴミ袋に入れてしまって捨ててしまいます。
また売りに出すにも、週末のリサイクル店に持っていってしまうと、長い時間待たされてしまいます。
どちらも資源や時間が消費されてしまい勿体無さがあるなと思っていました。
ホビーコレクトは今回の自宅から出ることもないため、その辺の問題を手軽に解消してくれたと思います。
一方で「まとまったお金を用意したい!」というモチベーションであれば、フリマやオークションを使う方が良いかなと思いました。
いらなくなったおもちゃ。ゴミにしてしまう前に、昼マック代にしてみてはいかがでしょうか?
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