歯の治療で複数回に及ぶ場合、歯に仮の蓋をつけることがあるかと思います。
歯の仮蓋の素材、白色のセメントが治療と治療の間に取れてしまった場合、ものすごく心配になりますよね。
私も初めての歯の抜髄治療で、複数回に渡って歯の治療を行った際に、仕事中にガムを噛んでしまったことにより「仮蓋が外れてしまったかも」と痛みと不安でいっぱいになった経験があります。
そもそも、治療中につけられるこの仮蓋には、どのような役割があるのでしょうか?
仮蓋の役割
私の場合、虫歯の影響が歯の根まで影響が出てしまっていた為、抜髄しました。
蓋は、抜髄を行った歯の中を洗浄した後、薬を入れた状態で蓋をします。
この蓋は、「薬品の漏れ」や、唾液等に含まれる「口の中の細菌」から治療中の歯を守る役割をしています。
抜髄の治療中の歯は、薬を入れることで消毒を数日間かけて行います。
消毒を行うお薬が漏れないようにする為に、蓋をします。
蓋が外れてしまうと、治療中の歯に細菌が入ってしまうと化膿をしてしまう恐れもあるようです。
仮蓋をしたら控えたいこと
仮蓋をした際は、なるべくそちらの歯を使わないように気をつけた方が良いです。
硬いものを噛んだ際などに、蓋が取れるだけではなく結構痛みも走ります。
また、ガムやキャラメルのような粘度が強い食べ物は、絶対に控えましょう。
仮蓋も結局、ガムのようなセメントですので噛んでる最中に取れてしまいます。
仮蓋が外れたような気がした時
仮蓋はセメントのようなものなので、ガムを噛まないようにしても、食事や歯磨きなどでもポロポロ取れていくようです。
実際、1週間おきに治療を進めていた時は、少しずつ仮蓋が小さくなってしまいました。
仮蓋が取れてしまったと思った場合は、一番は通院中の病院で診てもらったり、連絡した方が良いかと思います。
しかしながら、繁忙期や総合クリニックの場合、担当の先生の予約や連絡が取れない場合もあります。
私も、実際週末に予約しているその週の月曜日に外れてしまった気がしたことがありました。
舌で治療中の歯を確認してみると、歯の真ん中がくり抜かれているような感じになっている状態です。
ただ、総合クリニックの当直の担当医が日によって変わる病院に通院してしまっていた為、相談することができませんでした。
その場合は、まず「薬の味が口の中にするかどうか」で判断してください。
蓋は、治療中の歯に薬を入れて蓋をする為、再度処置が必要な状態の場合は「薬が漏れてしまっている」状態のはずです。
この場合は、他の病院でも良いので事情を診断の際に説明し、治療を行なった方が良いです。
薬の味がしない限りは、完全に蓋が取れているわけではなく周りの部分がポロっと取れている可能性があるので、次の治療の日まで様子見で大丈夫です。
削っていた部分を覆った仮蓋が取れていたい場合
間違って、ガムを噛んでしまって削った部分を覆っていた仮蓋が取れてしまった際、私は痛みが伴いました。
初日
軽く治療中の歯と、上の歯が触れた際に激痛が走る症状。
水や味噌汁を飲んでも染みたりはせず、触れたら痛い。
2日目
食事を、治療中の歯で行うと痛いくらいのレベル。
3日目
ほとんど痛みは感じない
といった経過をたどりました、2日目の朝は特に心配になり、クリニックに予約を入れようと思いました。
予約がいっぱいで取れない状態でしたが、3日目には痛みは無くなっていましたので、少し様子を見ても良いかもしれません。
結果的にも、消毒中の薬が漏れていることもなく化膿もしておりませんでした。
取れてしまったかもと思った際に行ったこと
仮蓋が取れてしまったと思ったら基本的には病院に行きましょう。
ただ、今回の私のように行ける状態でない場合は、とにかく口の中を清潔に保ちましょう。
私の場合、運よく化膿しておりませんでしたが仮蓋が取れてから、次の診断まで不安でしたので以下のことを行いました。
・残業や、スポーツなど身体の免疫が下がることを控える
身体の免疫が下がってしまうと、普段対処できている細菌に対しても、弱くなってしまいます。
治療中ということもあり、身体が弱っている状態でもありますので、可能な限り元気な状態と同じような生活は送らずに、少しセーブして過ごしました。
・うがいの回数を増やす
普段は、朝晩の歯磨き後の場合のみうがいをする程度ですが、毎食後と起床後、帰宅後、就寝前にうがいをするように心がけました。
細菌が唾液の中にも含まれてしまっているということですので、心配だった私は、可能な限り清潔な状態を保とうとうがいの回数を増やしました。
うがいには、アズレンのうがい薬を使用しました。
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治療の麻酔後の腫れにも効いて、歯を清潔に保つだけでなく、麻酔を刺した部分で腫れてしまっていた部分の痛みも引いたので、仮蓋が取れていなくてもオススメです。
歯の治療は時間がかかりますし、予約もなかなか取れない場合もある為、治療中に色々心配があるかと思います。
何かあったら病院にいくことが一番ですが、行けないこともあると思いますので、極力口の中は清潔に保つように心がけ、身体を休めて次の治療まで乗り切りましょう。